南アに無事到着しました。
ブログを見てくれたのか、友達から治安悪いらしいから気をつけろよという心配メールをもらいました。心配してくれる友達がいて嬉しいばかりです。 確かに最近、北アフリカでは、みなさんもご存知のとうり危ない情況が続いていて、どんどん広がりつつあります。
今以上に海外遠征をしていた頃を思い出します。 世界ランキングを上げる為にどうしてもATPポイントが欲しく、イラク戦争中にカタールという当時アメリカ軍の司令塔があった国に試合に行きました。 その時は、インドからカタールに入りました。 インドを出発する前に、万が一の事があるかもしれないと覚悟を決め、両親に国際電話をしました。 まずは、親父に電話したら、関西弁で「あかん、あかん、あほちゃうか、戦争中だぞ! はよ帰国せえや!」ちょっと怒っていましたが、電波が悪く途中で切れてしまいました。 次に母親に電話しました。 母親は「あんたね! しっかりボール見なさいよ! 足を細かく動かすのよ! 足が大事なんだから!」 僕の命より、フットワークの方が大事だったみたいでしたが、気合を入れて出発できました。
まさかこんな情勢の時に選手は集まらないし、ATPポイントが取りやすいだろうと言う僕の思惑を見事に裏切られ、現地に着いたら、僕と同じ考えのヨーロッパ人選手やインド人選手がいました。 恐るべし世界中のATP選手達。 結果はベスト8で負けたのですが、その時の相手は、現在50位近くにいます。
もちろん、ただ単にATPポイントを欲しいという気持ちだけで、我武者羅に遠征しているだけでは勝てませんが、来たからには、最大限に気をつけながら、この地でファイトしていきたいと思います。
3 件のコメント:
やっぱりすごいお母さまですね。^0^
ポイントに命をかけるのも大切ですが、
でもやっぱり気をつけてください。
日本からずっと無事を祈っております。
何苦礎魂(by 岩村明憲・中西太)で頑張れ~。
(人生は何ごとも苦しい時が自分の基礎
(楚)を作る、のだそうです。)
何苦礎魂。 すごく共感できます。 なんて読むか分かりませんが、意味が素晴らしい!
確か岩村選手は「ナニクソダマシイ」と言っていました。
コーチだった中西太さんが贈ってくれた言葉だそうです。
「なにくそ」で頑張りましょ!
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